好きを追いかけて、いきたい、ブログ。 ▽旅行:モロッコ、台湾、南米 ▽建築と本 ▽サブカル(ボーカロイド全般) 主に、旅行ブログです。目標はブログを趣味の一つにすること。 多趣味で浅い人生です、毎日楽しいです。
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2016年2月11日(木)~2月20日(土)
10:00~20:00 恵比寿ガーデンプレイスほか
展示・上映・ライブ・トークセッションなどを複合的に行っているアートイベント・展示会。
今年で第8回目となるようだが、東京都写真美術館の改修工事のため、今年は恵比寿ガーデンプレイスのほか、恵比寿近隣で複数会場設けているとのこと。
上映作品とライブセッションは前売り券または、当日券が必要。展示は無料。
夕方18時から展示を見てきたけど、いい感じの展示量だった。展示だけでも楽しめました。映像いくつかあるので、座って見れるのでそこまで疲れなくてよかったな。
メイン会場のガーデンプレイスは、写真禁止でした。
「なにこれ!!すごい!!!」みたいなものではないけど、じわじわ後から効いてくるような作品が多く、心地よい刺激でした。メインでは、特に「庭を舟で運ぶプロジェクト」が込められている想いの対比がよかった。
上田麻希:嗅覚のための迷路
匂いのインスタレーション
天井から3種の香りの小瓶がぶら下がっていて、隣り合った瓶のどれかが同じ香りなのでそれをたどると匂いの庭を抜けられるという体験型の展示。すごく女性的で、アーティスティックな作品でした。
初め部屋に入った時はロールカーテンが下りて白い部屋だったのだけど、途中でカーテンを上げて、夜景が広がる部屋にしていた。何か意味あるのかな。
奥に見える東京タワーがよかった。
藤木淳:マテリアライゼーション
過去の作品・展示を集めた映像作品集
この映像祭の展示の中で一番好きだった。
部屋に入ってすぐ左側に映像が映し出されていて、目立ち映像もきれいなのだが、内容が如何せんわからない。スクリーンの前に各作品を作り上げたプログラミングもきれいな冊子として作品の一部として展示している。
正直それだけを見れば「なんかすごいプログラミングしていて、プログラミングがもはや作品になるんだなー。ふーん?」って感じです。
匂いの作品に足を運んで、すんすん匂いを嗅いで「おもしろかったね」ってゆうカップルたくさんいました。
個人的には部屋の隅っこにある、あの解説本を読まないとあの作品は見たことにならないんじゃないかと思うよ。
藤木さんがなぜアート作品を作るように、彼の言葉を借りれば研究者になったのかという生い立ちと、スクリーンに流れている作品の経緯と考察が非常に平易に!書かれており、作品への理解を手助けしてくれました。
素材の見え方、存在の仕方(これらをマテリアライゼーションというらしい)を考えるための人形の各解説に関しては、すごくぞわっとしました。
共通の認識はあるのだけど、なんとなく言葉にしにくい部分を的確、というか誰にでもわかるようになるべく易しい言葉に置き換えているを見て、藤木さんは研究者なんだなって。
物事の本質をプログラミングするって途方もないことな気がする。
プログラミングって物事の在り方を明瞭にクリアにしないと組めないものなはずです。それを使って素材の本質を明瞭にし、違う言語に書き換え、可視化し、なんとなく言葉にしにくい共通認識の部分を論じているその力量に感動しました。
どなたか観た人がいたら話したいなー。ちなみにスタジオ38の展示は写真撮影OKでした。
今週末もう一度行きたいかも。
パンフレットを家に帰ってから読んでいて気づいたんだけど、昔新宿のICCセンターで見て、ずっと記憶に残っているクワクボリョウタさんの作品も別所に展示されているみたい。
次行くならククボリョウタさんの作品と建築系統の作品をもう一つくらい見に行きたいな。
そういえば、地域で映像祭やアートフェスティバルをやる試みっていくつかあって、初めて見に行ったけど悪くないね。
「また行きたい」と思わせるだけの熱量と創造性があれば、人は分散したエリアでの催しでも集めることができるんだね。その力をもった魅力ある地域でなくてはならないだろうから、限定的かもしれないけど、可能性は広いのかもしれいな、なんて。
▽なんとなくブログを書き溜めています。日々勉強中。いつかワードプレスいじってみたい。