好きを追いかけて、いきたい、ブログ。 ▽旅行:モロッコ、台湾、南米 ▽建築と本 ▽サブカル(ボーカロイド全般) 主に、旅行ブログです。目標はブログを趣味の一つにすること。 多趣味で浅い人生です、毎日楽しいです。
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
はじめに遠い将来のことまで考え過ぎない家づくりです。 完成を目的としない家づくりともいえます。今やるべきことは先々のための部屋をつくることではなく、将来の変化に対応できる柔軟さを用意することです。
家は買うものでなくつくるものでもなく育てるもの [ 佐々木善樹 ]
書店で惹かれたタイトル。まさに内容を端的に表していました。
『「家」はハウスメーカーや建築家によってつくられるのではなく、家に住まう人たちが、時間と手間と費用をかけて作り上げていくものだ』という、家に関する本質的なの住宅論です。
ハウスメーカーによる収益主義や、建築家らによる住宅論によって、ひとり歩きしていた住宅を「家と住み手」に取り戻すことについて易しい言葉で述べられています。文章は非常に簡素で、論文のようなわかりやすさがあります
家を育てるとは、自らツクった家に改装を加えてリノベーションし、人生にあった家を一生をかけてつくっていくことです。家に完成はありません。
長いローンによる持家制度への疑問、ハウスメーカーの多量生産の商品としての家への批判抽象論はよく聞きますが、それに対する一つの答えがこの本には書かれていました。
家を育てるために必要なことが丁寧に書いてあります。
などについて取り上げています。これから家を建てようとしている人にとっては、非常に参考になるはずです。
また、住宅を得る人=住み手に対し「住宅をつくるための勉強をし、簡単なDIYを紹介して実行せよ」と諭すのは、著書が長年住宅設計に携わってきた建築家だからこそだと思いました。
家を育てるためには、まず自分が行動しなければ、得ることはできないという建築家からのメッセージも感じられました。
住み手の視点から、建築家が「家とは」をまとめあげた一冊でした。家を建てようとしている人はもちろんですが、建築学生や就活を控えた学生、インテリアコーディネーターの人、多くの人に「家」を通して人生を考えてみてほしいです。
「家は完成させるものではありません。」
衝撃的でした。(ガウディや横浜駅じゃないんだから。)
一人の人として生活でふんわりと感じていたことですが、ツクルことばかりに焦点を当て考えていると、 「ああそういう考え方もあるんだ。生活ってそういうことだったな。と気づかされました。
身の回りのものでは気付いていることも、少しスケールが大きくなるとあるべき全体像がこんなにも見えなくなってしまうんだなあと思いました。
常識や社会を知って、すごい建築家の本かじって「住宅ってそういうものか」と視野が狭まってたよ
すーもの後に読んだため、すごく順序よく整理できた。 家を建てるなら、まずこの本を読んでほしい。
amazon⇒家は買うものでなくつくるものでもなく育てるもの
楽天⇒家は買うものでなくつくるものでもなく育てるもの