こんにちは、さくれです。
突然ですが、神楽坂にあるla kagu(ラカグ)って知っていますか?
la kaguは、もともとは新潮社の倉庫でした。
それを新しい'衣食住+知'のライフスタイルを提案する商業施設へとリノベーションしたそうです。しかも設計は、(オリンピックの新国立競技場で時の人となった)隈研吾建築都市設計事務所によるもの。
昭和40年代に建てられた倉庫を活かしているデザインです。ちなみに書籍コーナーの本棚は、新潮社が実際に以前から使用していたモノなんだとか。
そんな不思議な時代背景のある空間で出会った本が、この小説でした。
建築探偵の冒険・東京
街を歩きまわり、古い建物、変った建物を発見し調査する東京建築探偵団の主唱者による、建築をめぐる不思議で面白い話の数々。

建築探偵の冒険〈東京篇〉 (ちくま文庫)
この本は、建築オタクの本です。著書は建築家でもあり建築評論家としても、大学教授としても、知られる藤森照信氏です。
建築オタクの主人公が収集した情報や建築物を眺めて、仲間と共有してにやにやしてる本です。
ケンチクの新しい楽しみ方を知ることができます。
小説でですが、建築に関しての解説が非常に詳しく、かつ切り口もおもしろく、知っている建物(例えば、東京駅)への見方を大きく変えられてしまいました。
いくつかの短編で成り立っています。
- 正しい建築探偵のやり方―今和次郎のフルコース
- 犬も歩けば…―看板建築
- 街角にダダイズムが立っていた―東洋キネマ
- 全長335メートルの秘境―東京駅
- 皇居が見つかった―皇居前広場
- ネクラのマッカーサー―横浜ニューグランドHと第一生命館
- 病院は流血と笑いの図像だらけ―聖露加国際病院
- 西洋館は国電歩いて3分―鏡子の家
- 東京を私造したかった人の伝―兜町と田園調布
一番好きな短編は、
看板建築の話です。看板建築とはなんぞや?と思った人はぜひこの本を読んでほしい。藤森照信さんが第一人者なので、発見、命名にいたるまで、第一人称で書かれています。
偶然、池袋駅のすぐそばで、看板建築を見つけたときは、「これ!!もしかして!!」と一人でにまにましてました。
こういう古びた感じたまんなく好きなんですよね~
たしかに、若干、文章にくせがありとっつきにくい部分もあります。
が、それが巧妙なテンポを得ており、ふむふむ。と実体験を交えた面白い講義を聞いているような、紙芝居を見ているような感覚で読めてしまいます。
なので、今、猛烈に藤森さんの本読みたいんです。なかなか気になるタイトル、中古安くなってないんだよねえ。

建築とは何かー藤森照信の言葉ー
こうやって、読みたい本がたまるんです。
でも『建築探偵の冒険・東京篇』は中古で300円くらいで買った気がする~!コスパかなりよかった!笑
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